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2010年09月22日

現場に帰ります。

5月12日に専門校に入校してから4ヶ月半・・・。

ついに地元に帰る日がやってきました!!

この日は学生の皆さん、朝からウキウキで・・・(^−^)

4ヶ月半の訓練を終え、学生の皆さんは各地元に帰ります。

翌日からは現場での仕事の日々。

まだまだ日中は暑い中、がむしゃらに頑張る日々の始まりです(汗)

でも・・・今年の学生さんは
「学校よりも現場のがいい!!」
っと言う方が多かったので・・・私達専門校スタッフの心配はいらないかなっ!?
っと思うくらいハイテンション↑↑↑な1日でした。


学生の皆さん、金曜日の夕方〜夜にかけてそれぞれの帰路に着きます。

翌日の土曜日からは各親方と連絡を取って
”仕事OR休みOR会社でタイル張りの練習”っとそれぞれの仕事に戻ります。

この日、作業を終えた学生の皆さんは
今まで、そしてこれからも大事に使う道具を綺麗にしなおします。
綺麗だよ!
そして、4ヶ月半かぶり続けたヘルメットを洗います(笑)
ザブザブ
普段からこまめに洗っていた学生はいいですが・・・洗っていなかった学生は・・・(>_<);;ヒィィィ



すべての片付けが済んだら、いよいよ終礼。
センター長から
「今までお疲れさまでした。
現場では挨拶、安全をしっかり守って仕事をしてください。」
っとのお話を聞き、最後にビシッと挨拶!!
気をつけて

最後の最後に全員そろって乾式工法の授業で張ったエコカラットの前で集合写真
はい!チーズ!!

こうして1日の作業を終えた学生の皆さんは帰っていきました。
何だか、寂しいような・・・ホッとしたような気分の専門校スタッフです(^−^)

ただ・・・ちょっぴり心配な事が・・・
「専門校より現場のがいい!!」っと言っていた学生。
「4月の1ヶ月間現場に出たから」っと
現場での仕事を安易に思っていないかっと言う事です。

学生は4月の1ヶ月間、確かに現場で頑張っていたと思います。
これからも頑張ると思います。
・・・が、4月と今では学生に求められるものが違います。
4月はまだ入社して間もないので、親方もあまり仕事に期待はしていません。
多少の失敗や目に余る行為も多めに見てくれています。

でも!これからはそうはいきません!!
専門校で基礎とはいえタイル張りを学びました。
各企業の親方や職人さん方は、学生を1人の戦力と期待しています。
4月の時と同じでは許されません。
言われてから動くようではいけません。
ダラダラと仕事をする人に優しく指導はしてくれません。

その事を肝に銘じて、出来なくても、怒られても負けずに頑張ってください!!






【おまけ】
大阪から来ていた学生のお土産♪
うまそう♪
休みの日に名古屋まで行って買ってきたとか!!
やっぱり名古屋は”味噌”ですねっ(笑)


投稿者 tile_school : 15:30 | コメント (0)

テスト三昧です(-_-;)

ここで〜す!

ここ、ここ〜!!

お久しぶりですが、皆さん覚えてくれていますでしょうか(*^−^*)

「ブログの更新はまだ?」っと思っていた牟礼君!!
お待たせしました〜♪

2級検定試験の校内テストが終わり、ホッとしていたのもつかの間。
試験翌日からは中間実技テストの練習が始まった22期生です。

2級のテスト結果が良かった学生は
「今度の中間試験も頑張る!」っと気合が入っており
2級のテスト結果がイマイチだった学生は
「親方に怒られないように、次のテストで挽回するよ!!」
っと気合が入っておりました。

今年は、テストの課題が変更になり先生方もややバタバタしながらの準備となりました(汗)
・・・が、そこはプロ!!
ササッと新しい課題を作り、学生に教えるためのポイントを掴みます。

そして2級検定テストの翌日から、早速中間テストの練習が始まりました。




ここはどうするの? ←全員集まっての説明が終わった後
何人かの学生が
「ここはどうしたらいい?」
っと質問に集まっていました。

課題は、今までの4ヶ月で習ったことの総集編っとでも言いましょうか。
なので、色々な張り方で課題を完成させてもらいます。

まずは小口・二丁タイルの改良圧着張り
続いて、その上に内装タイルの積み上げ張り
そして最後に床の下地作りと床タイル張り

それぞれ下地を作ったり、作らなかったり・・・。
タイルを加工したり・・・。
途中で空間を入れてみたり・・・。

とにかく、色々な工程があるのでそれぞれの施工方法にあった
作業手順・調合・施工をしなければいけません。

久々です ←久々の積み上げ張りです。 最初は上手くいかない!!
っと落ち込んでいましたが1日、2日と
練習するうちに感覚を思い出して
しっかり張れるようになっていました♪
ココのポイント ←改良圧着張りを頑張る三浦君。
古川先生が綺麗に仕上げるコツを
伝授していました。
闇雲に叩くだけでは綺麗に出来ないぞ〜。
っと厳しくも愛のある一言。

練習期間は4日間。
学生にはモリモリ練習して頂きました(^−^)



1番苦戦します ←今年の学生は床の下地作りが
1番苦手だったみたいで・・・。
苦戦している学生が多かったです。
なかなか真っ直ぐな下地って・・・
難しいんです!!



試験当日はあいにくの雨・・・(>_<);;
毎年、テストの日の天気が悪いと学生のテスト結果も悪くなります。

・・・なぜでしょう?
湿気のせいでしょうか??

案の定、今年も何人かの学生が練習ではしないような失敗をしていました(涙)


そんな苦戦した中でも、学生の皆さん無事に時間内に課題を完成させ、
今度こそ本当にホッと一息していた様子でした。

めでたし・めでたし〜(^−^)

次回はいよいよ最終日!!の模様をお送りしたいと思います♪



投稿者 tile_school : 11:03

2010年09月10日

難関!!2級検定試験課題

こんにちは〜(^−^)/

気が付けば、最近は風がきも〜ち涼しくなった気がする はち です。

暑い実習場も、8月と比べるとちょっぴり作業しやすくなりました。☆ばんざ〜い☆

さて、最近の学生の皆さんは何をしているか?っと言いますと・・・
専門校校内テストで1番難関と言われる

”2級検定試験課題”

の練習に励んでいるんです!!

タイル職人になるなら、ぜひとも取っておきたい資格”タイル技能士”
専門校では、毎年この時期に過去の技能試験の課題を学生に練習してもらいます。
”技能試験”の課題だけあって、かなり難しいです(>_<);;
さらに、制限時間も短いので今の学生の皆さんにはとても難しい課題なんです。

Q.じゃあ、なんでやるの?
っと毎年学生に聞かれます。
A.学生の実力を試す。
  学生の施工力向上を目指す。
  学生に自信をつけてもらう。

っと、色々な目的があって毎年頑張ってもらっています。

実際に21期生の野元君はこの課題を練習してから作業の手際が良くなり
本人自身もビックリしていたり、他の学生も実際の検定を受けるのに
”専門校でこんな難しい課題を完成させた”っと言う思いが自信につながったと
嬉しい話を聞くこともありました。


さて、ちょっと話がズレてしまいましたが今年の学生の様子をご紹介したいと思います!!

練習期間は1週間。そして最終日にはテストを行います。
練習初日は上杉先生が学生の進行状況を見つつ
見本を見せながら説明をしてくださいました。

2日目からは各自でとにかく練習!!
作業手順を覚えながら、少しでも早く・綺麗に課題が出来るように練習を重ねます。
皆ライバル!!
分からない時や、上手く出来ない時は先生に聞いて
納得するまで教えてもらったり、作業のコツなどを教えてもらっていました。

今回の課題で難しいのは”切り物”なんです。
正確に印をつけ、正確にカットしていかないと
張った時に「タイルが入らない!!」「目地が太い!!」っと言う事態に!!

練習を始めて数日・・・。
「先生、この課題は難しい!!上手く出来ない」っと弱気な学生。
そんな弱気な学生に
「難しいから資格がもらえるんだよ。だからプロなんだよ。」っと言うと
「そっかぁ〜、そうだよね。」っと言いながら再び課題に向き合う。
そんな日々が続きました。

真剣な眼差しです 1ヶ所がズレると、すべてが合わなくなってしまいます。 なので一切気が抜けません!!
だんご 久しぶりの積み上げ張り。 入校してすぐに猛練習したとはいえ 久々で苦戦していました。

そんな日々の練習の成果もあって、1週間後には 随分綺麗に課題を完成させる学生も出てきました!!
× ○
上の写真、左が練習を始めた頃の写真。右が1週間たった頃の写真です。
写真でパッと見ただけではあまり違いが分からないかもしれませんが・・・
アップ アップ2
近くで見ると違いは一目瞭然なんです。

自分の上達っぷりが目で見えると言うのは、学生も嬉しいようで
「先生!今日の出来はどう思う?」っと聞かれたり。
「今日は今までで1番上手く出来たから見に来て!!」と呼ばれたり。
「どっちのが上手い?」っと2人で競い合っていたり。
学生と一緒に嬉しくなる はち でした♪


投稿者 tile_school : 14:16 | コメント (0)

2010年09月06日

社長のお話

8月の末、豊橋のタイル屋さんの社長さんが
専門校に来てくださいました。

その際、少しの時間でしたが学生に”今の現場でも現状”について
話をしてくださいました。

○○な話

【分散教育に向けて】

1、現場現況について

2、具体的な注意点

3、タイル業界の現状

4、その他

その中で、話のいくつかをご紹介したいと思います。


まず、現場の現状は学生の皆さんが思っているよりも過酷です。
学生の中には、何度も現場に出て仕事をしている方もいると思いますが、
皆さんが現場にいた時期(4月)よりももっと過酷です。

仕事がある、ないに関わらず今の1番問題は”暑さ”です。
現場で働く職人さんは、休憩の時間に1リットルのペットボトルを
1本飲みきってしまいます。それでも足りないくらいです。
専門校も暑いですが、その暑さとは比べ物になりません!!
(普通の生活の中では1日1リットルの水を飲むのもなかなかしんどいくらいのはずです)

他にも、理由は様々ですが昔は年間2000人もの死亡者がいたのが
最近では450人まで減りました。
その理由としてヘルメット・安全帯・安全靴の着用。
それが守られなければ”即退場!!”
自分の安易な行動でゼネコンからの信頼がなくなり
仕事がもらえなくなる事もあります。
自分達はもちろん、会社や職長さんに物凄い迷惑がかかります。
その自覚をしっかり持ってください。

基本は”挨拶”
自分の会社の人にはもちろん、レッカーの業者さんに操作を頼む時なども
大きな声で一声かける!!
「お願いします」「ありがとう」

しんどい時もあるかと思いますが、それはみんな同じ。
まずは自分から動く事!!
誰かがやるんではなく、他の人より自分が少し早く動く事。
そして現場では真面目で愚直でいてください。
今はまだ間違えてもいいです、怒られてもいいですから
分からない事は聞いてください。
これが今聞かず5年、10年経って今のような失敗やレベルでは
ただのダメ人間です。
今は出来ない理由を考えるのではなく、質問してください。
そして、事が出来る人は言い訳をせず、
自分の間違いを認めて受け止めます。

最後に皆さんに1番自覚して欲しいことは
「皆さんは、もう学生ではない!!」っと言うことです。
企業からお金をもらって研修に来ている。
会社で働く準備と基礎知識をしっかり学んでください。
会社が不景気でも若い皆さんを雇うのは、
若い人に、皆さんに期待しているからです。




今回の社長さんのお話は、
学生だけではなく専門校スタッフにも身に染みるお話でした。

投稿者 tile_school : 15:45 | コメント (0)

見学に来ました! ☆PART2☆

本日、新たに専門校に見学者が来てくださいました!!

しかも、今回は女性です!!

本日、見学に来てくださったのは名古屋在住の女性の方でした。

専門校のホームページを見て、興味を持って頂き
本日の見学となりました。

今回も、前回の渡辺さん、飯島さんと同じく古川先生が
タイル張りの簡単な紹介をしてくださいました!!
明壁さん、暑い中熱心に聞いていましたよ〜。


まずはタイルの張り方の種類を簡単に説明します。
何種類のあるんです
↑古川先生力作の施工見本がとっても役に立ちました!!
1つ1つの施工方法の特徴を簡単に紹介していました。

そして”せっかく専門校に見学に来ていただいたのだから・・・”
っと言うわけで、実際にセメントを塗ってタイルを張ってみました。
張るのは簡単ですよ
「張るのは意外に簡単なんです。難しいのはモルタルを塗る事。
それにモルタルには防水効果があるので、
普通の砂などとは違って混ざりにくいんです。」

っとモルタルを練りながら説明すると、明壁さんもバケツの中を覗いて頷いていました。


古川先生の説明と見本が終わると、今度は明壁さんの番です!!

”実際に小手とコテ板を使ってモルタルを塗ってみよう!!”
ま・・・ず・・・は・・・アレッ!?
これが・・・やっぱり・・・なかなか上手くいきません(>_<);;
コテの上にモルタルが乗らず・・・明壁さんも思わず苦笑いが出ていました。

そんな時に登場したのが専門校の22期生 ”鈴木さん”
鈴木さんも入校当初はド素人。
しかも明壁さんと同じく女性。
なので訓練をした4ヶ月の成長をちょっぴり見せていただきました(^−^)Y
き・・・緊張!!
↑鈴木さん、”お手本”と言う事でとても緊張していました
ドキドキしながらもお手本☆ありがとう☆

最後は、タイルのカットの紹介。
紹介したのは”押し切り”
まずは古川先生のお手本。
手取り足取り
厚さ1センチ以上ある厚いタイルが綺麗に切れる様子を見て
明壁さんは驚きながらも興味津々で見ていました。

そして、いざ挑戦!!
明壁さんに挑戦していただいたのは1番切りやすい内装タイル。
それでもちょっとしたコツが必要で、パキッと綺麗に切れた瞬間は
結構スッキリしていただけたかと(笑)


そんなこんなで、3時間程度の学校見学は終了。
(もちろん、実技体験以外に校内の紹介や入校についての話もありましたよ〜)

明壁さん、見学ありがとうございました!!
現場でのタイル張りの作業は、なかなか理想とは違い大変な事も多いですが、
ぜひぜひ興味を持っていただけたらと思います☆

投稿者 tile_school : 15:16 | コメント (0)

2010年09月03日

浴室作り

先日の出来事。

「先生、タイルのガラ(ゴミ)を外に投げてきていい?」
っと何とも危険な発言の学生が1人。
「投げたら危ないから、ちゃんと置いて捨ててきて」
っと言うと
「”投げる”は”捨てる”って事だよ〜」
っと言われてしまいました。
どうやら、方言だったみたいで・・・(笑)

専門校の学生だけで【秘密のケン○ンショー】が開催できそうです☆

色々な方言が入り混じりながらの実技の日々ですが
今回は延び延びになっていた”内装浴室タイル張り”  の模様をお送りしたいと思います。

だ〜いぶ前のブログで上杉先生の奮闘と共に紹介したのですが
”今年は学生が多い”と言うことで、新たに1ヶ所浴室を作ったことは
覚えていただいていますでしょうか・・・?
ついに、その浴室の出番が来る日がやってきました(^−^)!!

今回の実技では3人1チームで3ヶ所ある各浴室での作業をしていただきました。
始めは、ポツンと浴槽がある殺風景な浴室があるのみ。
学生には、そこから3日間で”墨だし” ”割付” ”タイル張り” ”目地込み”
っと段取りから仕上げまで、すべての作業をやってもらいます。


学生にとって難しいのは、タイル張りよりも割付みたいです(苦笑)
「壁と床の目地を通しなさい」
「正面の壁と左右の壁の横目地もしっかり合わせる事」
っと言う課題に、割付1つで仕上がりが大きく変わってしまうので、
なかなか判断が出来なかったみたいです(>_<);;

でも、ここでの目標は”建物への割付をしっかり学んでもらう事”なので
先生方はゆっくり時間がかかっても理解してもらえるまで説明をしていました。
皆分かってくれたかなぁ〜っとちょっぴりドキドキな はち です(^−^;;)


墨だし・割付が終わればあとはタイル張りです。
個人差はあるもののこの4ヶ月で学生の皆さんは作業の手際もだいぶ良くなってきました。

学生同士で話合って、作業の進め方も決めている姿がありました。





塗り屋と張り屋 1人が接着剤を塗り、もう1人がドンドン張っていきます。
広い壁などはオープンタイムを作らないようにと
考えて張っていたようです
別々作業 こちらは、細かい柱などを張るため、
1人1壁での作業でした。
もちろん、張り終わった時には隣の学生が張ったタイルと
目地が合わないといけないので確実な作業が必要です。

その一方で、要所要所に入る切り物も切って張っていきます。



綺麗に合わせます 大きさがバラバラだと、仕上がりが綺麗に出来ません!!
ここは女性の繊細な腕の見せ所☆
っと、鈴木さんも奮闘です!!



丸2日かけてタイルをすべて張り終えたら
最終日には目地込みです。
綺麗に・・・なるかなぁ〜。
目地剤を塗ると、食い違った目地や、タイルに付いたまま固まってしまった
接着剤が露わになります。
学生の皆さん、思った以上の目地の食い違い・タイルに接着剤が付き
汚れてしまっているのに自分のレベルを痛感したようでした。

それでも、最後までちゃんと仕上げ、掃除をし、そしてちょっぴりの反省会(笑)

最後に「完成した記念に1枚!!」っとカメラを向けると
しっかりと前を向いて胸を張る姿が、ちょっぴり逞しく見えた はち でした。

1番暑い時期に、1番風の通らない蒸し暑い中での作業。
本当にお疲れ様でした☆


投稿者 tile_school : 11:43 | コメント (0)