■みなさんは「タイル」と聞いて、どんな想像をしますか?
一般的なイメージは、「トイレの壁」や「風呂場の床」とかに張ってある石みたいな冷たいもの・・・といったところでしょうか?
普段当たり前のように目にしている「タイル」について改めて考えたことなんてないと思います。
それでは、普通に壁紙が張ってあるだけの場所もあるのに、どうしてわざわざタイルを張ってあるのでしょうか?
それにはちゃんとした理由があります。
タイルは、焼き物でできた薄い板で、建物の内部・外部・床に使用することに適してる性能をもっているからです。
その性能とは・・・
  1. 耐久性→自然環境に対して、劣化・変色・変質がありません。
  2. 科学的安定性→酸・アルカリなどの薬品に対して変質がありません。
  3. 物理的安定性→耐熱性・防火性・防水性に優れています。
  4. メンテナンス→耐摩耗性・清掃性に優れています。

といったことが挙げられます。

■簡単に言えば【外部からのストレスに強く、汚れても掃除が簡単】ということです。
加えてタイルのデザインや張り方などでインテリアとして見栄えもよくなる、建物の価値も高まる、といったこともタイルが使用されている理由の一つです。
その歴史は明治・大正時代から始まっておりますので、伝統的なものといっても過言ではありません。
近年はさらに技術も加わり、空気中の湿気を調整するタイルとか、抗菌するタイルとか、健康を意識した商品も充実し、多種多様になってきました。
また、最近ではスペースシャトルの外壁にもタイルが使用され、伝統技術から最新技術へと幅広く活用されるようになってきました。

■では、そのタイルはどうやって壁や床に張られているのか?
それは【タイルのスペシャリスト】であるプロの職人さんによって、ひとつひとつ手で張られているのです。
みなさんの家や駅、学校に張られているタイルをちょっと見てみてください。
近くでよーく見てみると人間の手で張ったということがわかると思います。
まだ未熟な職人さんだとタイルとタイルの間隔(目地といいます)が不均等だったり、タイルの位置が少しずれていたりします。
これが熟練したタイルのスペシャリストになると、見た目も美しく均等にタイルが張られます。
この世界は実力重視ですから、腕に伴い収入もUPしてきます。
ものづくりの世界はまだまだ奥が深く、可能性は無限大なのです。

■本校では、そういった【タイルのスペシャリストの育成】を目標としております。
タイルに興味をもたれた方、INAX建築技術専門校で【タイルのスペシャリスト】を目指してみませんか?


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